輸出指向型から現地市場指向型へ転換迫られる-江西省の投資環境(2)-

(中国)

武漢事務所

2015年09月29日

 江西省への日系企業の進出は1990年代初期から始まり、2000年代に入り、沿岸部の不動産価格や労賃の高騰で、メーンの工場を補完する第2工場としての位置付けで進出する企業も増加し始めた。2000年代後半には円高の影響で日本への輸出型産業が進出を加速しピークを迎えたが、2010年代に入ると2010年の日本へのレアアース輸出停止や2012年の尖閣問題を発端とした反日デモの影響もあり急激に減少した。日系企業の江西省進出について、江西省商務庁からの情報を基に分析を行った。

ビジネス短信 4b4e9ab30c2cf124

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。