原油価格の下落で外貨準備高が急減
(ベネズエラ)
カラカス事務所
2015年07月17日
原油価格の下落で、外貨準備高が急速に減少している。2015年当初は221億ドルあったが、7月7日時点で158億ドル(暫定値)と、28.5%減少した。ベネズエラでは外貨準備高に占める金の割合が多く、外貨建て債務の返済や輸入決済用の現金はわずかだ。中央銀行は流動性を高めるために金の換金を進めるとともに、IMFの特別引き出し権(SDR)で保有している準備金を取り崩しており、さらなる外貨不足が懸念されている。
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