2015年賃上げ基準ライン、北京市は前年より1.5ポイント引き下げ

(中国)

北京事務所

2015年07月21日

 北京市政府は6月23日、2015年の賃金ガイドラインを公表した。賃金上昇率の基準ラインを10.5%、上限を16.0%、下限を3.5%と定めた。ガイドラインは企業に対し賃金のベースアップ基準を示すもので、強制力はないが、労使交渉の目安とするよう求めている。ガイドラインは北京市の経済成長率や平均賃金、消費者物価指数などをもとに調整されており、2015年の基準ラインは前年より1.5ポイント、下限ラインは1.0ポイントそれぞれ引き下げられた。上限ラインは据え置かれた。ちなみに2014年の基準ラインは2013年と同じ12.0%だった。

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