春予算案は福祉拡充に重点、経済の緩やかな回復を見込む

　マグダレーナ・アンデション財務相は4月15日、今後3年間の経済予測と中期的な財政の枠組みを示す春予算案を発表した。高齢者福祉の充実や学校の環境整備などに重点配分し、2015年の実質GDP成長率を2.4％と予測している。2015年政府予算案（秋予算案）は2014年12月に国会で否決されたため、2015年に関しては右派中道の野党4党が編成した予算案を、左派中道の社会民主労働党（社民党）と環境党の連立少数与党のロベーン内閣が運営する事態となっている。