建造量は世界一だが厳しい状況続く−中国造船業の現状(1)−

(中国)

香港事務所

2015年03月16日

中国造船業は、第11次5ヵ年規画(2006〜2010年)の中で2010年までに世界一の造船大国になる計画を立てた。官民挙げて実現にまい進し、2010年には世界一の船舶建造量を達成した。しかし受注量は、リーマン・ショック後の世界経済の低迷で顧客である海運会社の発注意欲が低下し、ピークだった2007年の4分の1から2分の1という時期が2012年まで続いた。造船業再生のため打ち出された中国政府の各種施策などについて2回に分けて報告する。1回目は、中国造船業の2014年の概況について。

ビジネス短信 550251ebc7380

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。