小売店の営業を午後9時までに規制、年内にも施行へ

サウジアラビアの夜は長い。昼間の日差しを避けるためか、月の満ち欠け（太陰暦）が生活の基盤となっている習慣からか、食事もショッピングもレジャーも5回目の礼拝が終わる午後8時以降に活況を呈す。小売店やショッピングモール、レストラン、カフェなども日付が変わるころまで営業しているのが普通だ。そうした中、7月初めの新聞各紙は小売店の営業時間を午後9時までとする新たな法律が制定されると伝えた。法律は閣議決定の後、国王勅令のかたちで年内にも施行される見込みだ。