中・東欧の景気、洪水やウクライナ情勢が明暗分ける−ウィーン比較経済研究所が夏季予測を発表−

(ロシア・中央アジア・コーカサス、スロバキア、チェコ、ポーランド、ウクライナ)

ウィーン事務所

2014年07月15日

ウィーン比較経済研究所(WIIW)の夏季経済予測によると、中・東欧の2014〜2016年の実質GDP成長率は平均2〜3%で、緩やかな成長が続く見通し。ただ、この地域の経済成長の傾向は二極化すると予測。ポーランド、チェコ、ハンガリーなどでは経済活動が公共投資によって加速するとし、ルーマニア、スロベニアとともに3月の春季経済予測から2014年以降の実質GDP成長率を上方修正した。一方、5月に洪水の被害を受けた西バルカン諸国とロシア・ウクライナ情勢の影響を色濃く受けているバルト3国では景気が減速するとみて下方修正した。

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