深セン市快播科技に著作権侵害で2億6,000万元の過去最高の過料

(中国)

広州事務所

2014年06月04日

深セン市市場監督管理局は5月20日、深セン市快播科技(以下、快播科技)に対し「行政処罰聴証告知書」により、著作権侵害による2億6,000万元(約41億6,000万円、1元=約16円)に上る行政罰としての過料を科すと告知した。中国における知的財産権侵害については、訴訟以外に行政機関による摘発・処罰が可能であるものの、権利侵害により得られる利益に比べ罰則が軽いことが多く、再犯が繰り返される状況だった。今回の過料額は快播科技の2013年の営業収入である約3億元とほぼ同額となり、処罰が告知どおり実行されれば、今後の権利侵害に対する抑止力が大幅に向上すると思われる。

ビジネス短信 538c2b73ae8f8

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