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対象に岩手県を追加−日本からの輸入食品の放射線検査−

(日本、EU)

ブリュッセル発

2012年05月30日

EU加盟国は5月29日、食品連鎖・動物衛生常設委員会(SCoFCAH)会合で、日本からの輸入食品の放射線検査に関する欧州委員会実施規則を見直し、岩手県を放射線検査の対象に追加し、12都県を同検査の対象とする欧州委員会の規則案を承認した。

<岩手県産の原木シイタケから上限値を超える放射性物質>
岩手県産の原木シイタケから上限値を超える放射性セシウムを検出した、との日本当局の報告を受け、EU加盟国は今回の規則改正案を承認した。原木シイタケに含まれるセシウム134とセシウム137の合計の上限値は、2012年4月1日から1キロ当たり100ベクレルと規定されたが、改正前の旧上限値の500ベクレルを超えるものもあった。また、シダ植物や魚からも上限値を超える検査結果が報告されている。

これにより、日本からの輸入食品について、放射性物質検査の分析報告書を求められる対象地域は、岩手を加え、福島、群馬、茨城、栃木、宮城、山梨、埼玉、東京、千葉、神奈川、静岡の12都県になる。

改正案は、欧州委の正式な採択後、官報に掲載された3日後に発効する。欧州委保健・消費者保護総局(SANCO)のフェルストラーテ氏によると、官報掲載は6月4日に始まる週になる見込みだという。

なお、この措置については、これまでと同様に定期的な見直しを行うことになっている。

ただし、新規則の発効日より前に日本を出発した食品、あるいは輸出証明書が新規則の発効日より前のもので、新規則発効から10営業日以内に日本を出発した食品については、現行規則(欧州委員会実施規則284/2012、PDF)の輸出証明書も有効とされる。

(鈴木由美子)

(EU・日本)

通商弘報 4fc5799b93f30

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