石炭など燃料の輸入関税5%免除で電力業界を救済−一方で輸入炭コストアップの難題も−

(インド、オーストラリア)

ムンバイ発

2012年04月09日

2012年度(12年4月〜13年3月)政府予算案(3月16日発表)には、火力発電用の石炭、天然ガス、液化天然ガス(LNG)の輸入関税免除が盛り込まれた。11年来、国内炭の供給不足とインドネシアからの輸入炭の価格上昇で採算悪化に悩んでいる電力業界にとって、ある程度の救済になるとみられる。ところが3月19日、燃料炭の最大輸入先のオーストラリアが新たな資源税を課す法案を成立させたため、電力業界はまた問題を抱えることになった。

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