大統領選めぐる政情混乱が影響−10〜11年の貿易動向−

(コートジボワール)

アビジャン発

2012年01月06日

2010年の輸出は、主力のカカオ豆と原油・石油製品の生産落ち込みが響き、数量ベースでは減少したが、主要産品の国際価格高騰が輸出額を押し上げた。一方、輸入は生産活動の活発化、一次産品国際市況の高騰を反映して、資本財、中間財、消費財が軒並み数量、金額ともに急増した。また11年1〜8月の貿易は10年末の大統領選挙をめぐる政情混乱が影響し、輸出が伸び悩むとともに輸入も内需不振から落ち込んだ。

ビジネス短信 4f054d24e9278

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