内陸からカリブ海へのパイプライン新設が急務−石油資源開発の現状(3)−

(コロンビア)

ボゴタ発

2011年11月11日

石油産業の最大のネックは、内陸最大規模の原油集荷地から外洋の積み出し港までの輸送コストだ。カリブ海側の積み出し港までパイプラインが敷設された場合の輸送コストは1バレル当たり7〜9ドル程度と、タンクローリー輸送に比べて約7割削減されるため、総延長960キロの国内最長規模のパイプラインの実現が期待されている。一方、北部とカリブ海側の石油精製2拠点の近代化が2015年に実現すれば、中南米諸国で最も重要な精製施設の1つになると期待されている。連載最終回。

ビジネス短信 4ebb9b7164960

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