金の開発・販売を国有化−増産・効率化には疑問も−

金の「国有化」を意味する政令法が9月16日、官報公示され即日発効した。金の探査、開発などの一次活動や、関連・補助活動は国が留保し、金の販売も国が独占権を持つことになる。政府としては、遅れている金の開発を国有化で一気に進める考えだが、これまでのケースをみる限り、国有化が必ずしも生産量の増加に結び付くとは限らず、むしろ状況の悪化が懸念される。