資源エネルギーは絶好調、製造業や中小小売りは深刻−10/11年度企業業績−

(オーストラリア)

シドニー発

2011年09月08日

8月に入って主要企業の2010/11年度(7月〜6月)の業績が発表されている。資源・エネルギー企業は、新興国の資源需要の高まりに加え、契約価格の見直しなどによって高収益を記録した。一方、製造企業や小売企業は、オーストラリア・ドル(豪ドル)高で輸入消費財が増えたことや、政策金利の引き上げなどで消費者の消費マインドが低下したことから、業績は軒並み悪化した。ツースピード・エコノミー(高成長・低成長が組み合わされた経済の二極化状態)の格差が顕著になっている。

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