干しアワビの輸出急増

(日本)

盛岡発

2007年06月07日

国内のアワビ業界は、2003年ごろから安価な韓国産の輸入が急増し、ホテルやレストランなどの業務用を中心に韓国産に生食用市場を奪われつつある。そのため、生産業者は値崩れしている国内市場向けの生アワビから、輸出用の干しアワビに切り替え、香港や台湾に出荷することで活路を見出そうとしている。アワビの国内出荷の13%以上を占める最大の生産地である岩手県でも04年ごろから乾物製品への切り替えが進んでいる。出荷量が回復してきているため、干しアワビの輸出拡大へ期待は高いが、一方でリスクも大きいという。

ビジネス短信 466751a333ca1

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