特集半導体グローバルサプライチェーンはどう変わる?
2大集積地、韓国・台湾からの展望
メモリー半導体を中心とする世界的な半導体需要の減速は、同分野の主要メーカーに対し、業績見通しの下方修正や投資計画の見直しを迫る。半面、車載向けのパワー半導体などの分野では、需給の逼迫が継続し、市場は二極化する。
最大の需要国・中国では、米国による先端半導体の対中輸出管理規制強化が新たなリスク要因だ。グローバル企業の間では、中国が関与する半導体供給網の再編を模索する動きも進展する。世界向けの供給ハブの韓国と台湾の有識者や業界関係者の見方を中心に、半導体を巡るグローバルサプライチェーンの変化を展望する。
2024年1月11日