特集新型コロナ感染拡大―日系企業と経済にもたらすものは?
世界中に拡散し、経済にも大きな打撃を及ぼしている新型コロナ禍。目下、ワクチンの開発・確保など収束を見据えた動きも見られるが、なおも世界的な感染拡大が収まらないのが現状だ。ピークを越えたとみられていた国・地域で感染者数の再拡大が見られるなど、先行きの不確実性や懸念も存続する。
本特集では、コロナ禍による経済低迷で売り上げ減少などに呻吟(しんぎん)する世界各国・地域の日系企業や経済の現況につき、地域横断・比較の観点を含めて報告する。
2021年3月3日
この特集の記事
- 不確実性の高まりで下振れリスクを警戒
- 約7割が「販売戦略の変更」で、需要減少に対応
- 調達先、生産地見直しのキーワードは「地産地消」「分散化」「輸出対応」
- コロナ禍が進出日系企業にもたらしたもの(中国・北アジア)
- 「グリーン」と「デジタル」を2大柱に復興を模索(欧州)
- コロナ禍を奇貨にECやコンテンツに新たな商機を(ロシア)
- 感染者数が再拡大も、国交正常化が追い風となるか(中東)
- 反転期待のブラジル、三重苦のメキシコ(中南米)
- 感染拡大は緩やかに、経済活動再開で自動車産業に新たな動き(アフリカ)
- コロナ禍でも日系企業は雇用維持、今後のカギはIT化やECの推進(米国)
- ASEANでの新型コロナ禍を振り返る(前編)感染抑止で各国ごとに明暗、経済は回復傾向に
- ASEANでの新型コロナ禍を振り返る(後編)サプライチェーン寸断・停滞の影響を再認識、リスク分散・低減に向け対応へ
- 新型コロナ禍を機に接近する中国(チリ)