特集中東・アフリカの新型コロナの影響と展望
現地有識者に聞く
世界各地に広がる新型コロナウイルス感染症。終息するまでに、一定期間を要することが予想される。中東・アフリカ地域でも感染症の抑制に取り組みつつ、制限を緩和して経済活動を徐々に再開している。中東・アフリカ地域の各国の社会経済が受ける影響と「ポスト・コロナ」を見据えた現地の動きについて、現地有識者へのインタビューを基に報告する。
2020年11月30日

この特集の記事
- コロナ禍を機に、強みを磨く中東(概観)
- 感染拡大と経済再開のはざまで揺れるアフリカ(概観)
- 航空・観光産業に影響大も、政府の経済支援策を評価(アラブ首長国連邦)
- 医療やインフラ分野で財政支出を予定(イスラエル)
- 製造業、サービス・観光分野に打撃、政府は景気刺激策にも注力 (イラン)
- デジタルツールを有効活用し、輸出拡大を目指す(トルコ)
- 官民でコロナ禍に対応、消費者と企業をつなぐプラットフォームを推進(エジプト)
- 人工呼吸器やマスクの国産化と輸出に成功(モロッコ)
- 大幅な経済減速を予測、経済改革推進に向け官民で協調(南アフリカ共和国)
- 財政悪化で国際社会に支援要請、天然ガス開発に期待(モザンビーク)
- ライフスタイルが変化、観光など産業復興にデジタル活用(コートジボワール)
- 農業が成長を下支え、デジタル化に注力(エチオピア)
- 自然災害も相まって経済に打撃、現地人材活用で立て直しを(ケニア)
- 原油価格下落で債務負担増も、底堅い需要に幅広い投資機会(ナイジェリア)
- カカオ輸出に打撃、医療用品の国内生産で工業化促進(ガーナ)
- 欧州市場低迷で打撃も、生産拠点化目指す(チュニジア)
- 財政悪化の中、規制緩和で外資誘致促進を狙う(アルジェリア)
- 新型コロナ禍の下、投資優遇措置などを強化(エジプト)