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ミシュラン一つ星レストラン「セプティーム」のシェフ、ベルトラン・グレボー氏が経営するカジュアルレストラン。星付きレストラン「セプティーム」とは違い、予約なしで入れるカジュアルさから、「今パリではどんな料理が新しいのか?」「ベルトランシェフは今、何に注目しているのか?」を知るために、レストラン関係者や料理ファンが世界中から集まる。特にアメリカや北欧諸国からの客が多い。客単価は約40〜50ユーロ程度。

パリでは珍しい魚専門ビストロという特徴を前面に出し、店内はオイスターバー風にカウンター中心の作りになっている。殻つきの生牡蠣や、サラダ、卵黄の醤油漬けなどが、ホーローの平皿やボウルに盛り付けられている。

毎日入荷する食材に合わせ、メニューを更新する。多くのレストランとは異なり、メニューには、好きなものを自由に選べるよう、「前菜」「主菜」「デザート」といった表記をしていない。鯖のリエット、丸ごと茹でたアーティチョークといったフランス定番料理からペルー料理のセヴィーチェやイワシのポン酢マリネなどワールドテイストを取り入れた料理、赤パプリカのマリネやズッキーニのグリルなどの野菜料理まで様々な料理がメニューに並ぶ。野菜を主役に使うのは、最近の料理のトレンドだ。

「食材ひとつひとつの新鮮さが際立った料理、そして世界中のいろいろなスパイスが登場する料理。これがクラマトの魅力です」と、厨房を預かるローゼンタール氏(アメリカ人)。

「フランスやイタリアの食材をメインに、日本のスパイス、調味料などをも含め世界の料理のレシピを取り入れて、これからもクラマトらしい料理を作って行きたい。そのためにも、フランスにはない面白い食材や調味料を、いろいろと試したいです。」

すでに柚子胡椒、ラー油、醤油などの食材を使ってきたとのこと。

CLAMATO(クラマト)
80 Rue de Charonne, 75011 Paris
01 43 72 74 53
http://www.clamato-charonne.fr/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
営業時間:水〜金曜19時〜23時、土・日曜12時〜23時(定休日月・火曜)