農林水産物・食品の輸出支援ポータル

2017年1月にオープンした、100%オーガニックのベジタリアンカフェ・レストラン。カレーやベジバーガー、サラダなどの料理の他、ケーキやハーブティ、生ジュースなどを提供している。動物由来の食材を一切使わないビーガンメニューも豊富。

オープンして間もない店だが、フレンドリーな接客とこだわりの経営方針が功を奏し、SNSや口コミで急速に人気店となった。

地産地消主義、フェアトレード、女性の社会進出支援などを大切にしている。シェフに女性を採用しているほか、「たとえ仕入れ価格が高額になったとしても、フランスの産業を守るためにフランス産がある商品はフランス産を選ぶ」というオーナーの姿勢に共感するパリジャン・パリジェンヌが店を訪れる。

たまり醤油、豆腐、しいたけなどの日本食材を使用しており、「日本食品には大変使い勝手のいい調味料がたくさんあるので、それらを使っておいしいベジタリアン料理を作りたいです」と、オーナーのラガタ氏。彼女自身ももちろんベジタリアン。大の親日家で、友人たちから日本のレシピや調理法を教わることも多いそうだ。

店の方針として、肉そっくりの香り・触感に作られた「もどき食品」を一切使わない。ベジバーガーには、ビーツ、小豆、オーツ麦などを使った自家製フィリングを使う。肉や魚を使わなくても食欲をそそる料理を作ることは可能だということを示すためだ。

「日本のベジタリアン料理やビーガン料理にも興味があるので、ぜひそれらを学びたいです」と、ラガタ氏。精進料理の伝統を持つ日本は、ヨーロッパのベジタリアン、ビーガンにとって魅力的な食材やレシピの宝庫のようだ。

ABATTOIR VÉGÉTAL(アバトワール・ヴェジェタル)
61 rue Ramey 75018 Paris
01 42 57 60 62
https://www.facebook.com/abattoirvegetal/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
営業時間:火・水曜9時〜18時、木・金曜9時〜23時45分、土曜10時〜23時45分、日曜11時〜18時(定休日月曜)