1. サイトトップ
  2. 農林水産物・食品の輸出支援ポータル
  3. 海外における日本産食材サポーター店認定制度
  4. 日本産食材サポーター店インタビュー
  5. 蟹の岡田屋総本店(上海/中国):祭り風情で日本式の蟹料理を提供 全国の清酒と共に魅力アピール

日本産食材サポーター店インタビュー 蟹の岡田屋総本店

祭り風情で日本式の蟹料理を提供
全国の清酒と共に魅力アピール

所在地:上海(中国)

愛知県発の蟹料理専門店

仙霞路、静安寺、徐家匯ほか主要商業エリアに9店舗を構える「蟹の岡田屋総本店」は、日系の蟹料理専門店。2015年、徐家匯に1号店をオープンして以来、「食を通じてより多くの人々の生活を豊かにする」をモットーに、蟹を中心とした海鮮料理、日本料理に豊富な酒類を提供している。中国のグルメ情報サイト「大衆点評」の日本料理部門で、2017年7月26日現在8位にランクインしている人気店だ。

経営するのは、愛知県を中心にグループ422店舗を展開する「物語コーポレーション」の上海現地法人「物語(上海)企業管理有限公司」。総経理兼料理長を務めるのは、日本で「物語コーポレーション」の和食業態を統括してきた岡田雅道氏だ。料理人修業を経て同社に入社後、各店舗で料理長、店長、開発としても従事してきた。「物語上海」には2015年に赴任した。店の顔として、開発担当として、料理長として、日々各店舗に目を光らせる。

内装は浅草の提灯が並ぶ夏祭り風

「日本の夏祭りがテーマ」という同店。大小の提灯、太鼓橋、川床風の座席など、盛りだくさんの装飾が目を引く。客の来店時には、浴衣にたすき掛け姿のスタッフが和太鼓を叩き「いらっしゃいませ」と元気よく声を合わせる。「料理、各地の日本酒と合わせて、日本に訪れたような体験をしてほしい」と岡田氏。トレードマークの提灯や、のれんは浅草の職人による特注品。内装は日本人デザイナーが手がけた。また鍋や鉄板、卓上の蟹用はさみは金属加工で名高い新潟県燕市の製品を使用している。

豊富な日本酒を揃える

上海では年々日本酒の人気が高まっているが、同店が揃える日本産商品も主に酒類。石川県「萬歳楽」、京都府「平安四神」、山口県「獺祭」、愛媛県「千代の亀」、福岡県「庭のうぐいす」と全国各地の日本酒を揃える。そのうち愛知県北設楽郡「関谷醸造」の「蓬莱泉」と、豊橋市「福井酒造」の「四海王」との共同企画で生み出されたプライベートブランド商品も提供。女性に人気の梅酒は鹿児島県の「山元酒造」「奄美大島にしかわ酒造」や大分県の「おおやま夢工房」、和歌山県の「中野BC」といった酒造会社から複数の種類を集めた。中には福岡県のフルーツ梅酒といった変わり種も。これらに焼酎、ウィスキー含む酒類はエントランスの両脇にワイナリーのように整然と並び、来店者の目を楽しませている。岡田氏は「日本酒、梅酒を揃えることで、日本料理専門店であることをより打ち出せる。また世界の方に日本の良さを知ってもらえる」と語る。

カクテルや気軽なセットでアピール

梅酒やリキュール、カクテルは近年、若い層を中心に高いニーズがある。同店では普段より、スパークリング清酒の「澪」に生ワサビを合わせるといった内容の日本酒カクテルで若者や女性など新しい層へも日本酒の魅力をアピール。さらに現在制作中の新メニューより、北海道の「千歳鶴」など3種類のお酒を唐辛子味噌と合わせて味わえる「利き酒セット」の提供をスタートし、さらに日本酒の魅力を広めていく予定だ。また新店舗オープンなどの際には、「蓬莱泉」をはじめとする酒蔵による振る舞い酒イベントを和太鼓ショーとともに開催するなど、日本酒と日本文化をPRする活動も行っている。

中国ならではの工夫も

料理は「蟹すき」や「刺身」など日本式の内容だが、1品1品のボリュームを大きく、刺身は大皿で盛り込むなど中国人向けのアレンジも。石焼き、炭焼きは客の目の前で調理するスタイルにし、ライブ感を演出する。またデザートには北海道から空輸するケーキなども使用している。

法被姿の支配人がおすすめを案内

尚嘉中心店の“おすすめ上手”は夏炎支配人。法被を着て、てきぱき働く姿が印象的だ。日本語堪能で、中国人にも日本人にも旬のおすすめを案内してくれる。また全店で使用しているメニューには日本語、中国語、英語での丁寧な説明や日本の祭りの写真が載り、底にある日本の文化や雰囲気まで伝えている。そのほか同店は、約3万人のフォロワーを持つWeChat公式アカウントや支付宝ネットテレビでPRを行っている。

「日本の文化、もっと広めたい」

今後取り扱いたい日本産の食材、酒類については、「牛肉、豚肉、鶏肉に、現在輸入禁止区域となっている産地の日本酒も規制が変わればぜひ取り扱いたいです」と語る岡田氏。今後については「来年、初めて上海以外に店舗を出します。また上海では今年中にもう1業態、ということも考えている。もっと日本の文化を広めていけたら」と意気込みを見せた。

蟹の岡田屋総本店 尚嘉中心店
上海市長寧区仙霞路99号尚嘉中心3階
www.monogatari.co.jp外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます