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ルーマニア

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基礎データ

概況

最終更新日: 2010年03月16日

一般的事項

国・地域名 ルーマニア Romania
面積 238,391平方キロメートル(日本の約63%)
人口 2,150万人(2008年末時点)
首都 ブカレスト   人口193万人(2004年7月1日時点)
言語 ルーマニア語
宗教 ルーマニア正教(70%)
人種 ルーマニア系(89%)ハンガリー系(8.9%)

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基礎的経済指標

実質GDP成長率 7.1% [2008年] 
名目GDP総額 5,039億5,870万レイ [2008年] 
2,000億7,412万ドル [2008年] 
一人あたりのGDP(名目) 9,310ドル [2008年] 
消費者物価上昇率 7.9% [2008年] 年平均
失業率 4.4% [2008年] 年末
農林水産業生産指数伸び率(前年比) n.a. [2008年] 
鉱工業生産指数伸び率(前年比) 2.7% [2008年] 
経常収支(国際収支ベース) -161億5,700万ユーロ [2008年] 
-236億6,719万ドル [2008年] 
貿易収支(国際収支ベース) -191億900万ユーロ [2008年] 
-279億9,136万ドル [2008年] 
外貨準備高 368億6,840万ドル [2008年] 
対外債務残高 514億3,960万ユーロ [2008年] 
715億8,846万ドル [2008年] 
為替レート(期中平均値、対ドルレート) 2.5189レイ [2008年] 
為替レート(期末値、対ドルレート) 2.8342レイ [2008年] 
通貨供給量伸び率 n.a. [2008年] 
輸出額 337億2,500万ユーロ [2008年] 
494億125万ドル [2008年] 
対日輸出額 8,110万ユーロ [2008年] 
1億1,880万ドル [2008年] 
輸入額 528億3,400万ユーロ [2008年] 
773億9,261万ドル [2008年] 
対日輸入額 3億300万ユーロ [2008年] 
4億4,384万ドル [2008年] 
直接投資受入額 93億800万ユーロ [2008年] 国際収支ベース
136億3,460万ドル [2008年] 国際収支ベース

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政治体制

政体 共和国
元首 トライアン・バセスク Traian BASESCU(2004年12月就任、2009年12月再選、任期5年。1951年生まれ)
議会制度 二院制
議会概要(定員数、発足年、任期) 上院(137議席)、下院(334議席):2008年12月発足、任期4年。 
政党別議席数:【上院】PD-L51、PSD+PC49、PNL28、UDMR9、
【下院】PD-L115、PSD+PC114、PNL65、UDMR22、少数民族
内閣(主要閣僚) 役職 名前−日本語表記 名前−英字表記
首相 エミル・ボク Emil BOC (ボク内閣は2009年12月23日に議会承認された)
副首相 マルコ・ベラ Marko BELA
経済・通商・ビジネス環境相 アドリエアン・ヴィデアヌ Adriean VIDEANU(再任)
外相 テオドル・バコンス Teodor BACONSCHI
公共財務相 セバスチャン・ヴラデスク Sebastian VLADESCU
行政・内務相 ヴァシレ・ブラガ Vasile BLAGA
法務相 カタリン・プレドイウ Catalin PREDOIU(再任)
国防相 ガブリエル・オプレア Gabriel OPREA
運輸・社会基盤相 ラドゥ・ベルチェアヌ Radu BERCEANU(再任)
教育・研究・青年スポーツ相 ダニエル・フネリウ Daniel FUNERIU
労働・家族・社会保護相 ミハイ・シェイタン Mihai SEITAN
農業・地方開発相 ミハイ・ドゥミトル Mihai DUMITRU
地域開発・観光相 エレナ・ウドレア Elena UDREA(再任)
通信・情報化社会相 ガブリエル・サンドゥ Gabriel SANDU(再任)
環境・森林相 ラズロ・ボルベリ Laszlo BORBELY
保健相 チェケ・オティラ Cseke ATTILA
文化・国有財産相 ケレメン・フノール Kelemen HUNOR
主要政党:
政権与党:民主自由党(PD-L)、ハンガリー人民主同盟(UDMR)、無所属 
野党:社会民主党(PSD)、国民自由党

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政治動向

  • 2010年3月11日:バセスク大統領が3月9日~11日に来日した。同行したヴラデスク財務相は、首都ブカレストの地下鉄(ヴィクトリア広場~オトペニ空港間)の建設に関わる3億1,500万ユーロの円借款供与に、緒方ジャイカ理事長との間で調印した。
  • 2010年2月9日:バセスク大統領は2月4日、米国による欧州ミサイル防衛(MD)計画でルーマニアに迎撃ミサイルを配備する提案を最高国防評議会が緊急会議で承認したと発表した。今後、議会での承認が必要となるが、ロシアの反発は必至で、ロシアとの2国間関係がエネルギーなど経済分野に及ぼす影響が懸念される。ルーマニアは2008年4月に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議をブカレストで開催したり、アフガニスタンに派兵を600人増員すると発表するなど米国に協力的である。
  • 2010年1月14日:大統領選挙の決選投票(2009年12月6日)に一部不正投票があったと憲法裁判所が認めたことから、選管による再集計の結果(12月14日)、有効票数2,247票のうちバセスク大統領が1,260票、ジョアナ上院議長が987票を得票したが、バセスク大統領の優位は変わらず再選を果たした。同大統領は新内閣の首班に、ボク前首相(10月13日に内閣不信任案の可決で退陣した)を指名し、12月23日にボク新内閣が議会で賛成276票、反対135票で承認され、長い政治空白が終焉した。
  • 大統領選挙は、決選投票(12月6日)の結果、バセスク大統領が50.33%、ジョアナ上院議長(社会民主党党首)が49.66%を得票し、1ポイント以下の僅差(約7万票差)でバセスク大統領が再選した。しかし、憲法裁判所は、ジョアナ陣営から提訴された不正投票を認め、12月10日に全ての無効投票約13万8,500票の数え直しを命じる判決を下した。再集計の結果にもよるが、政府は、内閣不信任案が可決した10月13日以降は不在が続いており、経済・社会への影響が懸念される。
  • 2009年11月13日、政局が混迷を深める。議会は11月4日にバセスク大統領が首班指名したクロイトル氏(中央銀行総裁顧問)を野党勢力による反対多数で否決した。その後、同大統領は改めてネゴイツァ氏(ブカレスト市第3区の区長、民主自由党)を首班指名したが、議会で否決される可能性が高い。大統領選は11月22日に予定されているが、決選投票(12月6日)に持ち込まれる可能性が高く、新政権の発足は大統領選の前か後か、混迷の度を深めている。

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経済動向

  • 2010年3月11日:2009年のGDPは、統計局が3月3日に発表した速報値によると▲7.1%で、とくに建設部門の▲13.6%と商業部門の▲11.2%の大幅な落ち込みが大きかった。財務省が2月15日に発表した2009年の財政赤字は約88億ユーロで、GDP比7.2%に達した。2010年の財政赤字は、IMFとの合意でGDP比5.9%に縮小するよう強く要請されている。EUの経済・財務相理事会(ECOFIN)は2月16日、この財政赤字をEU基準であるGDP比3%以下を達成するよう、期限の1年延長(2012年まで)を承認した。
  • 2010年2月9日:2010年国家予算案は議会が1月14日に可決し、同月25日にバセスク大統領が署名し発効した。GDPは1.3%成長と見込んだ上で、歳入は1,660億レイ、歳出は1,968億レイとし、財政赤字はGDP比5.9%以内に抑制する。予算成立を受けて、IMFは1月27日、凍結されていた融資23億ユーロを2月中旬には承認し、その後実施されると示唆した。また、欧州委員会も融資(総額50億ユーロ)を再開し、2回目の融資として10億ユーロを3月には実施すると表明した。中央銀行は2010年に入って、一層の景気下支えのため政策金利を1月5日に0.50ポイント、2月4日に0.50ポイント引き下げ7.0%としたが、金融筋は年末まで利下げ圧力が継続し、5.5~6.5%まで引き下げられるとみている。失業率は依然として悪化傾向にあり、雇用庁が1月13日に発表した2009年12月の失業率は7.8%(11月は7.5%)で70万人を超えた。
  • 2010年1月11日:国家予測委員会(09年11月の発表)は、2009年の実質GDP成長率はマイナス7.7%で、99年以来10年ぶりのマイナス成長と予測している。また、2010年のGDPは、09年第4四半期に底入れし、10年上半期から回復に向かう見込みで、通年で0.5%の成長と予測している。その他、10年の予測値は、消費者物価上昇率が3.7%、失業率が6.2%。一方、ボク新内閣が議会に提出した2010年の予算案は、GDP成長率が 1.3%、消費者物価上昇率が3.7%とし、財政赤字はIMF(国際通貨基金)との合意に基づきGDP比5.9%の範囲内と設定している。
  • 2009年12月3日、統計局は2009年第3四半期(7~9月)のGDPは前年同期比▲7.1%と発表した。第1~第3四半期のGDPは▲7.4%で、建設業の落ち込みが▲11.9%と大きかった。。国家予測委員会によると、2009年のGDPは前年比▲7.7%で、10年ぶりのマイナス成長と予測されている。失業率は、2009年1月の4.9%から毎月増加傾向にあり、10月には7.1%に達した。
  • 2009年10月22日、2009年上半期(1~6月)のGDP成長率は前年同期比▲7.6%で、およそ10年ぶりのマイナス成長となった。通年では▲7.7%の見通し。国家予測委員会の9月下旬の発表によると、GDPは2010年には回復し0.5%、2011年は2.4%、2012年は3.7%の見込み。

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日本との関係

日本との貿易(通関ベース)(1,000ドル) 年    日本の輸出(A)   日本の輸入(B)   収支(A-B)
2004      87,917      104,653      ▲16,737
2005      179,703     155,991       23,712
2006      188,153     183,658       4,495
2007      255,737     223,123      32,614
2008      445,146     215,817      229,329
備考:(出所)財務省「貿易統計」よりジェトロ作成
日本の主要輸出品目 輸送機器(53.2%)、電気機器(21.2%)、一般機械(13.2%)、
日本の主要輸入品目 衣類・同製品(32.3%)、原料品(木材)(27.7%)、化学製品(6.7%)
備考:2008年、カッコ内はシェア。(出所)財務省「貿易統計」よりジェトロ作成
日本企業の投資件数と投資額 件数:162件
金額:5,300万ユーロ
備考:認可ベース、2004年末累計。(出所)ルーマニア法務省商業登記所
日系企業進出状況 企業数:17社(製造業)
企業名:カルソニックカンセイ、ジェイテクト、住友電気工業・住友電装、タカタ、日本たばこ産業、YKK、ソルプラス、矢崎総業、マキタ など。
備考:2008年末時点。出所:「在欧州・トルコ日系製造業の経営実態、2008年度調査」、ジェトロ。
在留邦人 人数:287人
時点:2008年11月現在、(出所)外務省「海外在留邦人数調査統計(平成21年速報版)」

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