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始めよう!国際ビジネス

ジェトロ活用事例 - 世界に挑む中小企業

海外販路開拓成功事例

大和化学工業株式会社 ロゴ

オンリーワン技術と素早い経営判断でアジア水市場を狙う
排水・廃液処理用の減圧脱水乾燥装置「TAKE減」を製造販売する大和化学工業は、ジェトロのビジネスマッチング・イベントを足がかりに、中国とタイでの装置販売に成功。更に北京大学との共同研究に調印し、アジア水市場でのビジネス拡大を目指す。

大和化学工業株式会社
大阪府大阪市

世界に誇るオンリーワン技術

大和化学工業は、創業以来培ってきた業務用ドライクリーニング機械の製造技術を応用し、1996年から排水・廃液処理装置の開発に着手。2001年に製品化された減圧脱水乾燥装置「TAKE減」シリーズは、世界に類のないオンリーワン技術として自動車・電子部品のメーカーを中心に、日本国内で160台の納入実績を持つ。

「TAKE減」では、従来型の排水処理設備で処理が難しく産業廃棄物として廃棄されてきた高濃度の排水・廃液を、減圧状態下での蒸留を通じて水と固体に分離することが可能となる。処理後の残渣物は含水率数%台まで減容されるため、産業廃棄物を大幅に減らせると同時に、処理水を工業用水として再利用することもできるという、省資源、省エネルギー時代に相応しい製品といえる。

“中国ビジネスは走りながら考える!”

2009年10月、同社は中国・広州で開催された「日中省エネ・環境技術交流展示会」に参加して以来、2010年7月青島、9月バンコク、11月上海、12月広州と立て続けにジェトロ主催のビジネスマッチング・イベントに参加し、徹底した市場調査と顧客獲得を平行して行なってきた。中国では蘇州、深セン、香港に各1台、タイではチョンブリー工業団地内に1台設置したデモ機を使って、顧客候補企業の廃液を無料で処理し、処理水の数値データを提示。科学的根拠を伴った目に見える効果を示すことで多くの顧客の信頼を獲得し、これまですでにタイで2台の販売に成功、中国向けには成約の最終段階にある。その他、ジェトロの「日中省エネ・環境協力相談窓口」から紹介された、中国の造船会社からの船上生活排水処理に関する引き合い案件が商談継続中である。「深く考えると、足が止まる」と話す同社の土井潤一社長は、矢継ぎ早に中国での現地法人設立、さらには現地のパートナー企業と共に現地生産を推し進め、コスト削減を図る方針を打ち出している。

更に同社は2010年10月、ジェトロ広州から紹介された北京大学深セン研究院との共同研究に調印。この共同研究は、日中両国の政府高官が出席する「日中省エネ・環境総合フォーラム」のモデル事業にも登録され、内外で大きな注目を集めた。世界的にも著名な同大学との提携は大きな宣伝効果をもたらし、新たな人脈の形成や優秀な中国人材の確保にもつながることが期待される。

11年度もジェトロの環境・エネルギー関連事業を大きな柱として、自社の海外事業戦略を組み立てると意気込む同社に、アジア水市場は大きく開かれている。

大和化学工業株式会社
大阪府大阪市大正区南恩加島5-8-6
TEL:06-6553-5673
http://www.daiwakagaku.com/他のサイトへ
創業:1982年5月
従業員数:30名

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