自動車大手PSAがモロッコ工場建設契約に調印－2019年の生産開始でアフリカ・中東市場を狙う－

　フランス自動車メーカー大手のPSAプジョー・シトロエン（PSA）は6月19日、モロッコのケニトラ市郊外に新工場を建設するための契約に調印した。5億5,700万ユーロの投資で、2019年の生産開始を目指す。同工場では、年産9万台の車両および同数のエンジン製造を予定している。今後の成長が見込まれるアフリカ・中東市場向けの主力生産拠点を目指し、2025年には同市場で年間100万台の販売を目標としている。モロッコにとっては、同社の進出で大規模な雇用創出と技術移転が期待される。